中国、エネルギー消費量問題でIEAに反論

中国、エネルギー消費量問題でIEAに反論。

タグ: 中国 エネルギー 消費 IEA

発信時間: 2010-07-21 17:49:25 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

IEAの採用する単位が石油換算である一方、中国の統計は石炭換算であるため、双方の統計データを単純に比較することはできない。

両者を中国の「総合エネルギー消費計算通則」の規定に基づいて計算したところ、IEAの発表したエネルギー消費量は94兆2912億4千万MJであり、中国統計局の統計結果は90兆8535億6千万MJであった。これによると、IEAの統計結果は中国統計局の統計結果を3.78%上回っていることになる。

厦門大学中国エネルギー経済研究センターの林伯強主任は「どんな組織が発表するどんな報告であれ、国内の統計範囲に基づいていなければならない。IEAの統計結果は、他の統計範囲を採用したかもしれない。もし統計範囲が違うならば、比較することはできない」と述べる。

ただし、林主任は「中国が世界最大のエネルギー消費国となるのは時間の問題だ。国家エネルギー局の反応はいささか過敏すぎる」としている。「中国は現在、二酸化炭素の排気量ではすでに世界一となっている。エネルギー消費量が世界一となるのも時間の問題だ。このことで、中国の省エネ・排出削減に影響が出ることはないだろう」。

「人民網日本語版」2010年7月21日

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