『人民日報』論評:無責任な「中国経済責任論」 

『人民日報』論評:無責任な「中国経済責任論」 。

タグ: 中国 経済  『人民日報』

発信時間: 2010-07-26 15:05:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国はこうした問題を十分に解決できておらず、力量に応じて行動するしかない。能力の範囲を超えたさまざまな責任を負うことは不可能だ。

モルガン・スタンレーが発表した研究報告によると、中国製品があったおかげで、米国の消費者は年間1千億ドルの出費を抑えることができたという。

中国の発展は世界にチャンスを与え、世界の進歩を力強く推進し、米国をはじめとする先進国に多くの利益を与えてきた。中国の発展の利益に預かりながら、中国の発展に疑いを抱くのは、13億人の中国国民の発展する権利を軽視した態度だといえる。

中国の発展する権利を尊重しなければ、中国の経済的に責任の合理的で公平な判断を下すことはできず、中国の発展を理解することもできない。

世界各国と同様、中国経済も国際金融危機の深刻な打撃を受けており、中国を「危機から最大の利益を受けた国」と単純に見なすのは、あまりにも無責任な見方だ。

歴史は鏡だ。人類はつねに過去を振り返りつつ進歩を求めてきた。

国際経済・金融システムの改革調整において、主導的地位を占める一群の国々は真剣に過去を振り返り、実際の行動を起こし、モデルを打ち出すべきだ。長期的にみて、責任を他になすりつけるいかなるやり方も、結局は他に害を与え己に不利益になるだけだ。矛盾を他に転嫁させるのは、もっとも視野のせまいやり方で、危機を深刻化させるばかりだ。

現在、世界経済は徐々に回復に向かっているが、復興の基礎はまだ堅固ではなく、苦境を脱するには引き続き協力を強化することが必要だ。

世界各国は互いに力を合わせて難局を乗り切り、金融危機の暴風域を抜け出した。今も同じように協力し合って、力強く、持続可能で、バランスの取れた発展を推進する必要がある。

「人民網日本語版」2010年7月26日

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