各国の学者が「世界2位の問題点」を分析
中国は本当に世界2位になる準備ができたのだろうか。多くの評論家は「ノー」と答える。
AP通信社は、中国が日本を追い越すことで、中国の国内外での試練が際立つという文章を掲載した。国内の試練は、貧富の差などの矛盾が注目されることを指し、国外の試練は周辺国の中国台頭に対する不安を指す。
イタリア紙『ラ・スタンパ』はフランシスコ・シス氏の文章を引用し、20年後に中国のGDPが米国を抜き、さらに中国の軍事力も米国を抜く要素があっても、中国はひとりぼっちで米国や欧州、日本、インドとその他のアジア諸国の同盟に対抗することはできないと指摘する。
中国現代国際関係研究院経済安全研究センターの江涌主任は、中国にとって、世界2位という肩書きは重すぎると話す。過去の経験からすると、米国は歴代の「世界2位」に全力で圧力をかけてきた。これは、中国が世界2位になった後、多くの予測できない面倒なことに直面する可能性があることを意味する。
日本のある学者は、世界2位である中国が経済面で直面するリスクは当時の日本と似ており、政治体制における米国との溝も旧ソ連と似ていると話す。中国はこれにより倍の苦難を受けるかもしれない。