中国産大型機、欧米寡占者からの袋叩きに要注意

中国産大型機、欧米寡占者からの袋叩きに要注意。 寡占の甘い汁を吸い尽くしたボーイング社とエアバス社が、第三の勢力がライバルとして現れることを望みはしないことは、誰の目にも明らかである。そのライバルが中国の会社であるとすれば、尚更である…

タグ: C919 国際航空ショー エアバス ボーイング社 高速鉄道

発信時間: 2010-08-08 11:32:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

現在のところ、ボーイング社とエアバス社は、欧米の支持の下で規格やルールの制定と推進を通じて、製品段階での競争を市場への参入制限に転じさせようとしている。これによって、中国の大型航空機のプロジェクトは、エンジンや総合航空電子系統などの重要な部品に関するものであろうと耐空証明(airworthiness certificate)が必要となり、寡占状態にある二大巨頭による干渉・圧力・締め出しを受けうることになる。それゆえ、中国としては、これに対し適切な対策を講じる必要がある。

とはいえ、国産大型航空機のプロジェクトを無許可で進めるわけにもいかない。当初、中国が高速鉄道の領域で欧州や日本と比肩しうると信じる者は、ほとんどいなかった。しかし、「市場をもって技術と交換」の理念と既存の技術をさらに発展させる創造力とによって、中国は単に世界のトップに追いつくのみならず、世界に製品や技術を輸出するようになりつつある。

この高速鉄道における経験は、アピールするに値するものである。国産大型航空機のプロジェクトが、GEなどの企業との協力強化の土台の上にさらなる独自の刷新を遂げ、設計・生産からサービスまでの一貫したシステムの形成に努めること、そして、中国全土ないし全世界にそのリソースを配置し、最終的には産業化成功の新境地へと踏み出すことで、世界を寡占する巨頭からの干渉を排除することを望む。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年8月8日

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