米Honeywell社と中航工業オート・フライト・コントロール研究所は西安で15日午前、国産大型旅客機「C919」の重要設備であるフライト・コントロール・システム(FCS)を共同で研究・開発していく協力意向書に調印した。「新華社」が15日に伝えた。
大型旅客機プロジェクトの呉光輝・総設計士(中国商用飛機有限責任公司副総経理)は、「FCSはフライトの安全を確保するための重要設備だ。今回双方が協力意向書を調印したことは、『C919』のシステムサプライヤー選択における重要な進展を意味する。このことは、『C919』が2014年に初フライト、2016年に顧客への納品を実現する上で、重要な意義を持つ」と述べた。
今回調印された協力了解覚書に基づき、双方は年内に西安で合弁会社を設立する。登録資本金は約3200万ドルで、双方が各50%の株式を所有し、開発費用1億ドル以上を投じていく(うち、Honeywell社が4000万ドルを負担)。
合弁会社は、初期は国外からの受注をメインに取扱い、「C919」のテストフライトが成功した後は、60%が国内市場からの受注となる見込み。(編集SN)
「人民網日本語版」2010年7月16日