今年の営業収入は1000億元突破の見通し
1980年代以降、地理情報産業は急速に発展している。中国国家測量局の閔宜仁副局長は、地理情報産業の発展は中国の情報化建設にとって必要だと話す。豊富な地理情報製品は地理情報サービスのレベルを高め、デジタル化された国土、林業、省・区、都市などの分野の情報化建設に役立ち、経済・社会の発展にとっても大きな意味がある。
地理情報産業の急速な発展について叢遠東氏は、「中国で地理情報産業に携わる人は40万人に達し、機関は2万以上となっている。地理情報産業に従事する機関の専門化レベルはますます高まり、測量、農業、水利、環境保護、衛生、耐震・救済などの分野で役割分担が行われている」と話す。
また叢遠東氏によると、地理情報産業はここ数年、毎年30%の速度で成長しており、今年の生産高は1000億元を突破する見通しだという。昨年12月15日から今年7月2日までのわずか半年あまりで8社が上場し、資本価値は幾何級数的に増大し、現在10社以上が上場の準備を進めている。
中国産のソフトウェア市場の占有率は70%を超える。国産の地理情報ソフトの自主革新を促進するため、中国の地理情報システム協会と国家リモートセンシングセンターは今年4月、「デジタル都市地理情報公共プラットフォーム国産ソフト」の評価を共同で行った。評価に参加した42のソフトウェアのうち、8つが「優秀」、6つが「合格」と評価された。