中国国土資源部によると、中国で最初となる『全国国土計画綱要』は2012年に公布されることがわかった。同計画は今後の人口の変化、産業集中・分散度、地域発展の全体的な戦略など6つの方面、28項目の重大問題について検討し、作成される。計画期間は2011年から2030年までとなる。
国土資源部と国家発展改革委員会を筆頭とする全国国土計画の事前研究と綱要の作成を進める指導グループが2日に発足され、第1回全体会議が開かれた。要求によると、『綱要』は3段階に分けて作成され、2011年3月から9月までに意見募集稿を作成、2011年12月に国務院に提出、2012年に承認後に実施となる運び。
国土資源部の徐紹史部長は次のように話す。「この土地計画は単なる『建築用地』の計画でなく、国土資源環境の許容能力、国土開発の構造合理化、国土資源の合理的配分、エネルギー資源の保障能力の向上、国土の生態環境の改善に立脚すると同時に国土開発、利用、保護、調整の戦略的な目標と重大任務を提起し、統一された国土空間の開発利用措置を制定し、経済・社会の全面的な調和と持続可能な発展を保障、促進するという意味がある」