中国企業500社、飛躍的発展もなお「修行」必要

中国企業500社、飛躍的発展もなお「修行」必要。

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発信時間: 2010-09-06 17:22:56 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

▽平均営業収入と利益は世界企業500社の36%と47%に

中国企業500社と世界企業500社との開きは明らかに縮まっているが、中国の大企業は成長の歴史が短く、市場化の発展レベルが低く、革新力やブランドの影響力、国際化の力などの「ソフトパワー」がまだ弱い。世界のトップレベル企業との差はまだ大きく、短期間で追いつき、追い越すのは難しい。

労働生産率をみると、今年の中国企業500社の一人当たり平均営業収入は世界企業の36.8%を占め、一人当たり平均利益は同47.1%を占める。産業構造の面では、中国企業500社のうちサービス業企業は30%を下回り、営業収入は40%に届かない。世界企業は両指標ともに50%を超えている。発達した生産型サービス業の支援が不足していることから、中国の製造技術の研究開発力や革新力は弱く、この結果、工業生産率はわずか26%にとどまり、米国の49%、ドイツの48.5%、日本の38%には及ばない。さらにこの指標は年を追って低下しているという。

今年の中国企業500社の営業収入の増加率は6.2%で、過去数年間続いた20%を超える増加率と比べると、ペースダウンは明らかだ。客観的にみて、企業の規模が拡大する余地は大きくない。モデル転換やグレードアップこそ、大企業が今後達成すべき方向性だといえる。

中国企業連合会の李建明副理事長は「企業経営はマラソンのようなものだ。今後は市場秩序の規範化と市場ニーズの動態化という発展情勢に立ち向かうことになり、中国の大企業は機会主義に基づく発展モデルを捨て去り、より持続可能で穏やかな業務成長モデルを構築し、スピード重視の企業から安定重視の企業へというモデル転換を早急に果たさなければならない」と話す。

「人民網日本語版」2010年9月6日

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