ビジネスパーソンが富裕層の中核 生活スタイルも変化

ビジネスパーソンが富裕層の中核 生活スタイルも変化。

タグ: 中国 ビジネス

発信時間: 2010-09-27 17:09:29 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国の調査会社大手CTR市場研究はこのほど、中国のビジネスパーソンに関する調査(CBES)の最新報告書を発表した。中国で年間所得が25万元(約310万円)以上の都市部世帯は2008年、160万に達し、2015年には400万を超えると見込まれる。そうなれば中国は米国、日本、英国に次いで4番目に富裕世帯の多い国となる。うちマネジャーや企業幹部などビジネスパーソンが富裕層の中核という。中国国営・中国新聞社のウェブサイト「中新網」が伝えた。

CBESは職務に基づいてビジネスパーソンを低級職・中級職・高級職の3種類に分類した。ビジネスパーソンの男女比をみると、女性の割合が41.1%となり、男性の割合に迫っている。さらに中国のビジネスパーソンは若年化の傾向が日増しに目立っており、80年代生まれが急速に増加、70年代生まれが中堅を担っている。またメディアとの接触や生活・消費スタイルの面でも特徴がみられた。

▽メディアとの接触 接触頻度が高い ソーシャルメディアに熱中

ビジネスパーソンの行動半径や外出頻度は職業的な特徴からいずれも高くなっている。日常的に移動が多いため、メディア接触にも強い随伴性がみられる。空港の屋外広告や店内閲覧用の雑誌、オフィスビルやマンション、ホテルの液晶広告、街中の屋外広告、モバイル放送、さらにはレストラン、カフェなどの広告、店内閲覧用の雑誌など多くのメディアに接する。

また種類が多いだけでなく、メディアとの接触頻度も高い。新聞、雑誌、テレビ・ラジオ、屋外メディア、インターネットに接する頻度が目に見えて高く、職務によってメディアとの接触頻度が異なる。うち高級職のビジネスパーソンは新聞、テレビ・ラジオ、ビルの液晶広告、エレベーターのポスターに接する頻度が低級職と中級職を上回り、新聞は85.9%、テレビ・ラジオは59.2%、ビルの液晶広告80.6%、エレベーターのポスター50.4%だった。一方、中級職のビジネスパーソンは雑誌、インターネットに接する頻度が高く、雑誌は88.8%、インターネットは88.6%。

ビジネスパーソンはそのハイエンド性と交際範囲の広さから、インターネット、無線メディア・ニューメディアの利用率が高いほか、ソーシャルメディアの恩恵を最も受けている。CBESのデータによると、ビジネスパーソンの日平均インターネット利用率がここ数年右肩上がりで、新聞を上回った。さらに携帯電話によるインターネット接続やモバイルテレビ、ショートメッセージサービス(SMS)ニュースなど無線メディア・ニューメディアの利用も急速に広まっており、15-34歳の高学歴層に占める割合を上回っている。一方、ソーシャルメディアが人々の生活スタイルやコミュニケーションのあり方に大きな影響を与えている。商業界の著名人が社会的影響力を示すツールとなり、ビジネスマンによる利用率も年々上昇、2010年には48.3%に達した。

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