人民元切り上げをしない方が中国にとって危険?

人民元切り上げをしない方が中国にとって危険?。 1980年代中頃、アメリカの手によって日本円が急激な円高へと仕向けられたことによって、日本経済は数十年にわたる停滞に陥り、日本経済が覇権的地位を得ようとする挑戦ももくずと消えた。日本は事実上、金融の「切腹」をせざるをえない事態に追い込まれたのである…

タグ: 人民元 切り上げ 円高

発信時間: 2010-10-25 10:39:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の政策担当者は自国の競争力が減じられることを受け入れたが、それは彼らが温厚だったからではなく、逆に自信に満ちていたからである。

つまり、日本経済はどのような不況も難なく乗り越えられると彼らは信じていた。実際その判断は正しく、1986年の後退局面は長く続かず、大きな影響もなかった。

貿易相手国が日本の最も成功した企業に割当額を次々に設定してくれる状況にあって、強い日本円は使える武器になると考えたのである。

この考えもやはり正しいと言える。日本円が強ければ、日本の自動車メーカーは欧米の重要な市場において、生産力を徐々に高めていくことができるのだから。

また、日本経済は輸出主体から消費主体へと転換するべき時期を迎えており、日本円の上昇は日本国内の家庭の購買力を増すことになるとも彼らは考えていた。しかし、この考えは外れていた。

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