全国人民代表大会常務委員会は25日、自動車と船舶の所有者に課す「車船税」の第1回審議を行った。国の最高立法機関が地方税の立法作業を行う初めてのケースだ。
財政部の謝旭人部長が同日、車船税の法案草稿について説明したところによると、新しい税収政策では排気量ごとに段階的に税金を徴収し、1.6リットル未満の低排気量の車両に対する税額は引き下げ、あるいは据え置きとし、1.6リットル以上の中・高排気量の車両に対する税額はそれぞれ引き上げるという。
今回の動きは低排気量の省エネ・環境保護型自動車を奨励する中国の一連の政策措置の一つとみなされている。自動車メーカーの多くは政策の風向きの変化を感じ取り、低排気量車により多くの力を入れている。