米国のインターネット通信が中国国営の通信大手「中国電信」によって「ハイジャック(乗っ取り)」され、中国のサーバーを経由するよう誘導されていたとする海外メディアの報道について、中国電信は18日、報道内容を否定するコメントを発表した。中国国営の新華社通信が伝えた。
中国電信は新華社の取材に対し、「これら海外メディアの報道は事実無根」と強調。「インターネット運営に関する国際規則を一貫して厳守しており、契約に基づいて国際通信事業者とインターネット接続を行っている。接続においても関連の技術基準を遵守し、サービス水準合意(SLA)に則ってインターネット通信の質を確保している」と説明した。
一部の海外メディアはこのほど、米議会諮問機関の発表として、中国電信が4月8日に誤ったルート情報を発信したことによって、米軍関連のウェブサイトを含む多くの国のネット通信が18分間にわたり中国にあるサーバーを経由するよう誘導されていたと報じた。
「人民網日本語版」2010年11月19日