中国の国際食品政策研究所の樊勝根所長は21日、今年1月から7月にかけて、中国のトウモロコシ輸入量は前年同期の57倍に増え、7月分の輸入量は同期比149倍の19万4000トンだったと明らかにした。
その前の7カ月は28万2000トンとそれほど多くはなかったが、業界関係者は、今回の大量輸入は4年ぶりで、この15年では初めての大規模な輸入だとしている。
シカゴのトウモロコシ先物取引は、今年7月から3カ月間続けて上昇し、累計上昇幅は50%を超えた。
中国農業部の関係者によると、これまでに中国は米国と150万トンのトウモロコシ輸入契約を結んでおり、またアルゼンチンからの情報によると、中国農業部の何度にも及ぶ交渉で、2011年に中国はアルゼンチンから550万トンのトウモロコシを輸入することで合意しているという。