最近は欧州連合(EU)などの西側諸国が中国産靴製品に対して反ダンピング税を課すだけでなく、アルゼンチン、ブラジル、トルコといった発展途上国も反ダンピング税や各種の保障措置をうち出すことを相次いで決定している。
靴製品の輸出は主に米ドル建てで決済されるため、人民元の米ドルに対する価格上昇の幅が広がると、輸出の利益が直接的に圧縮され、靴製品貿易に大きな影響を与える。これと同時に、靴製品の生産コストも大幅に増大する。最近、靴製造用の原材料の価格が引き続き上昇しており、中でも綿花価格が上昇を続けて記録を更新した。また、企業の労働力コストも上昇を続けている。今年上半期の広東省で働く労働者の平均給与は3090元で、前年同期比10.1%上昇した。
「人民網日本語版」2010年11月24日