11月、証券会社の金融商品仲介業務は年中最も好調な月となった。推計では、証券業の仲介業務の手数料収入が前月比で31%増の180億元超で、昨年8月以来の高水準となっている。
「聚源データ統計」によると、11月の上海・新セン両株式市場の取引高は合計8兆2300億元で、前月比で31%増、第3四半期の取引高の66%相当となった。同月の両市場の株式、ファンド、オプション取引の総規模は8兆2900億元に達した。
株式売買の手数料、ファンド売買の手数料、オプション取引の手数料基準がそれぞれ0.11%、0.1%、0.04%として計算すると、11月の証券会社の手数料収入総額は181億9500万元に達し、10月の138億7800万元と比べて3割増で、前年同月と比べても約8%伸び、昨年8月以来の高水準となった。
「国金証券」の丁文韜研究員は、2011年の証券市場の取引高が高位で推移し、同年には証券会社の証券仲介業務も新たな局面を迎え、証券会社の仲介業務利益が引き続き安定的な伸びとなるだろうとの考えを示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年12月2日