上海船舶工業協会の陳金海会長は2日、上海で開かれた中国造船・国際船舶に関する交易サミットで、「中国には現在、30万トン以上の大型ドックが35-40基あり、造船業の生産量が年内に6600万積載重量トン(DWT`)をはるかに上回るとみられる」と語り、中国造船業の生産過剰問題に早急な対応が迫られているとの認識を示した。
陳氏はさらに、中国の造船業は国外と比べると、船型の設計や製造効率、管理水準などの面で競争力に大きな開きがあると指摘。原材料価格や労働力コストの上昇に伴い、中国の造船業がもつコスト面での優位性が失われていくだろう、との見方を示した。
「人民網日本語版」2010年12月3日