中国の自動車生産と販売台数は2009年、初めて米国を超えて世界一になったが、自動車市場の好調により今年も世界一が確実になった。
「全国乗用車市場情報聯席会」が8日に発表したデータによると、1~11期の中国の乗用車(乗用車類車種、SUV車、MPV車を含む)の販売台数は1185万台で、米国は1041万台だった。まだ発表されていない商用車を加えると、中国の販売台数は米国を300万台以上上回ることになる。また中国は12月の売上が好調なことから、今年も中国が米国を抜いて年間自動車販売台数で世界一を維持するのは確実だ。
「全国乗用車市場情報聯席会」のデータでは、11月の国内の乗用車販売台数は前年同期比27%増の128万1100台で、中でもSUV車、MPV車はそれぞれ77.3%、50.9%と大きく伸びた。1~11期の国内の累計乗用車販売台数は1185万台で同比31%増、SUV車、MPV車の伸び率はいずれも80%を上回っている。
中国の自動車販売台数が上昇し続けているのに伴い、中国自動車市場の世界自動車市場における地位も上昇しつつある。
フォード中国の発表によると、同社の今年1~11期販売台数は前年同比39%増の52万5100台だった。ゼネラル・モーターズ(GM)は全米での販売台数を上回る217万2400台に達しており、GMにとって中国は世界最大の市場になっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年12月9日