中国経済と資本市場の展望

中国経済と資本市場の展望。 来年から中国では「第12次5カ年計画)」期が始まる。「第12次5カ年計画」は、経済構造の調整など遠大な目標を掲げ、意気込みにあふれている。現在の中国の経済成長は日本の40年前、韓国の20年前によく似ている。そこで、日本の40年前、韓国の20年前の経済状況を分析することは、中国の経済状況を見定める手助けになる…

タグ: 中国 経済 資本 市場

発信時間: 2010-12-15 17:33:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

投資の観点から言えば、今後は、経済成長減速に対する準備をしっかりと行う必要はあるが、絶対値は依然として相当なものであり、同時に消費が急拡大し経済成長のエンジンとなるなど経済構造には深刻な変化が生じる。伝統的な製造業はどうかというと、その成長速度は経済全体の成長速度と同じということはなく、このような状況下では、誰もが金儲けできるわけでないだろう。したがって、業界のトップ企業には、多くの吸収合併のチャンスが生まれる。日本の40年前、韓国の20年前の鉄鋼、自動車などの重要産業に現れた変化を参考にすると、こうしたトップ企業の主導的地位はこのとき確立されているのだ。そこで、投資の際には、工業や製造業のトップ企業を選ぶべきである。

総じて言うと、今後の趨勢に注目する必要があり、とりわけ中国は非常に重要な歴史的時期にあり、世界の経済史上から言っても、重要なターニングポイントを迎えている。ターニングポイントを迎えた後、中国経済は成長率にしろ、インフレ率や経済構造にしろ、いずれにも深刻な変化が生じる。こうした変化が資本市場や投資家たちの投資戦略に非常に大きな影響を与えることは疑いようがない。

株式市場について予測すると、中国市場や中国A株市場の価格は比較的合理的であるといえるが、高い流動性を備え、かつ経済ファンダメンタルズが依然として高い活力を有していれば、市場との間に密接な相互作用が生まれるだろう。このような状況の下、A株市場は好転するとみられる。今後6カ月のうちに、株式市場は現在より良くなるだろう。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年12月15日

 

     1   2   3   4  


日本人フルタイムスタッフ募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。