台湾中華仲裁協会東莞事務所が16日、広東省東莞市に設置された。これは大陸で初の台湾仲裁機関の連絡所となる。
この事務所は、大陸に進出する台湾企業の商業紛争の解決に協力し、台湾系企業に仲裁関連の法律相談サービスを提供する。
東莞市台湾商業投資企業協会の葉春栄会長は、「両岸が法律で隔てられているため、大陸で発生した台湾企業の商業紛争を解決するには時間と手間がかかる。この事務所は商業紛争の解決により多くの選択肢を提供するだろう」と述べた。
台湾中華仲裁協会の蔡碧松理事長は、「両岸経済協力協定枠組の調印により、両岸の経済貿易が頻繁になり、仲裁による商業紛争の解決方式が、よりいっそう企業に求められている」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」 2010年12月17日