米国「中国側の決定は米国の景気回復に有利」
米商務省のゲイリー・ロック長官、通商代表部のロナルド・カーク代表、農務省のトム・ヴィルサック長官は記者会見で、「今回の会議の成果は、米国の景気回復や雇用促進を助ける上で重要な意味を持っている」との一致した見解を示した。
今回の中米商業貿易連合委員会会議では、風力発電設備、医薬科学技術、農業などの分野で多くの成果があった。中でも農業分野において、米国の農産品の輸出禁止解除、検査検疫、特に米国が中国に輸出する牛肉の問題で大きな成果が見られた。
ヴィルサック農務長官は記者会見で、中国との農業分野の協力強化は、米国の農場や農民に経済的利益をもたらすとの考えを示し、「貿易額が10億ドル増加するごとに、米国に8000-9000の事業チャンスがもたらされる。そのため、米国の2番目の貿易パートナーである中国との貿易のチャンスが増えることは、米国にとって良いことだ。現在の中米間の貿易額は4000億ドル超で、米国はここから利益を得ている。農業分野において、米国も最終的に中国市場に全面的に参入する見通しで、これは米国の農業にとって良い知らせであるに違いない」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年12月17日