20日午後1時36分、中ロ原油パイプライン中国側漠大ライン(漠河-大慶間)ターミナルの大慶林源において、作業員によって清管器が原油パイプから取り出された。これによって漠大ラインは試運転に成功、パイプライン全線が開通した。2011年1月1日から、同パイプラインを通して年間1500万トンの原油がロシアから中国に供給される。契約期間は20年の予定。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
これまで、ロシアからの原油はすべて、鉄道によって中国に輸送されていた。強奪事件や気象条件など様々な原因で、計画輸送量の目標達成が不可能な場合が多々あった。操業がスタートした原油パイプラインは、中国にとって、安全かつ安定した原油供給を保障する新たな手段となる。また、16年にわたって両国が協議・建設してきた陸上原油輸送の大動脈でもある。
中ロ原油パイプラインは、ロシア極東パイプライン・スコボロジノ(Skovorodino)分輸ターミナルと中国・大慶を結ぶ全長約1000キロメートル。
「人民網日本語版」2010年12月21日