2010年の中国の経済政策を点検

2010年の中国の経済政策を点検。

タグ: 2010年 中国 経済 政策

発信時間: 2010-12-21 16:31:55 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国経済網によると、2010年は中国経済にとって「最も複雑な一年」だった。この間、中国が直面したものは、グローバル経済の発展モデル、需給関係、統治構造などの調整と変化、そして外部環境がより複雑化する世界経済の局面だった。またインフレを予防し、内需を拡大し、構造を調整することが、マクロ政策や国民生活の新たな命題となった。こうした背景の下で、中央政府は果断な手を打つ一方、マクロ調整政策にはゆったりと取り組み、問題が起きればそれに対処して、世界中を驚かせるほどの成果を上げた。今年第1-3四半期(1-9月)の国内総生産(GDP)は前年同期比10.6%増加し、経済が安定化し好転する傾向が一層強まった。より重要なことは、国際金融危機の試練を経て、中国のマクロ調整政策が新たに経験を積み上げ、新たな優位点を磨き上げ、経済の全面的で急速な成長の維持に重要な保障を与えたことだという。

 中国経済網は今年行われた最も力強い経済政策として、次の10項目を挙げた。

 (1)「三網融合」が全面スタート:電気通信ネットワーク、ラジオ・テレビネットワーク、インターネットの三大ネットワークの融合により、巨大な市場がもたらされ、多くの産業が利益を得ることになる。

 2010年に三網融合事業は重大な進展を遂げた。1月13日、国務院常務会議は三網融合のタイムテーブルとロードマップを確定した。政府は独占状態の解消に着手し、双方向の通信を推進し、三網融合事業の普及・応用を推進した。7月1日、三網融合の第一期テスト都市が確定し、北京市、大連市、哈爾濱(ハルビン)市を含む12都市が選ばれ、三網融合は正式な実施段階へと駒を進めた。8月2日、国務院は通知を出して、各地方に三網融合のテスト事業の終了期限までに実施プランを提出するよう要求した。現在、各地のテスト事業参加企業は既定のプロセスに基づいてテスト事業に向けた基礎作業を推進しており、具体的な実施プランが国務院の承認を受けるのを待っている。三網融合の流れは押しとどめることができない。三網融合は電気通信、ラジオ・テレビ、インターネットの三大産業に関連しており、融合によってもたらされる巨大な市場が多くの産業に利益を与えることが予想される。この1年間、三網融合の概念が資本市場を大いに涌かせた。

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