(2)経済協力のグレードアップを推進する。中国が経済発展モデルの転換に力を入れていることが、日本にも巨大なチャンスをもたらしている。双方は互いに重要な経済貿易パートナーであり、現在の発展情勢を踏まえると、2010年の中日貿易の規模が過去最高になることが確実だ。これまで一般的に中国は「加工工場」とみなされてきたが、現在は徐々に「巨大市場」へと変わっている。中日の相互依存度は絶えず高まり、双方の省エネ・環境保護での協力の発展には巨大な潜在力がある。
(3)人文交流を拡大する。毎年日本からのべ約300万人が中国を訪れ、中国からのべ約100万人が日本を訪れ、中日間の双方向の人的交流はのべ約500万人に達し、今後の発展の潜在力は大きい。中日は文化的に近く、漢字、仏教、儒教といった多くの文化を共有しており、これを十分かつ有効に利用すべきだ。中日は隣国であり、相違を適切に処理すれば良好な関係をうち立てることができる。われわれはこのことについて楽観的な見方をしている。
「人民網日本語版」2011年1月6日