上海で、中国初の「テレビでの公共料金支払い」

上海で、中国初の「テレビでの公共料金支払い」。

タグ: 上海 中国 テレビ 公共料金支払い

発信時間: 2011-01-07 18:34:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 テレビは昔は「見る」ものだったが、今では「使う」ものに変わってきた。国内初のテレビを利用した料金支払いシステムがこのほど上海市でお目見えした。これにより、使い慣れたテレビ端末が便利な家庭内の支払いプラットフォームに変身し、水道料金、電気料金、ガス料金などが支払えるだけでなく、汽車の切符や航空券なども買えるようになる。テレビを見ながらリモコンで銀行カードをスキャンすると支払いが行われるというシステムだ。

 同システムは上海広播電視台が新メディアIPTVの建設の中でうち出した一連の新システム。上海は国内で最も速く三網融合(電気通信、ラジオ・テレビ放送、インターネットの3つのネットワークの統合)のテスト事業が行われた都市だ。同電視台は全国のラジオ・テレビ業界で最も速くIPTVの運営テストをスタートし、すでに「テレビ・ラジオが主導し、責任を分担し、それぞれの優位点によって相互に補い合う」という集積放送モデルを形成しており、普及する価値のあるデジタルテレビの「上海モデル」とみなされている。

 同電視台の張大鍾副台長は「上海広播電視台は2010年6月以来、黒竜江広播電視局、哈爾濱(ハルビン)市広播電視局、遼寧広播電視局、大連市広播電視局などの姉妹機関とIPTVの中継局システムを相次いで整備し、40回を超える交流協力を行い、すでに多方面で協力をめぐる共通認識に達している」と話す。

 上海広播電視台のIPTV利用者数は、2003年末のモニター3千世帯から数年で400万世帯に増加した。うち上海地区の利用者数は130万世帯を超えており、単一都市の利用者の規模としては現在世界一だ。

 同電視台のIPTVは昨年、フランスの大手通信キャリアのフランステレコムに数千万元に上るIPTV技術ソフトウエアを輸出し、これにより世界で最も利用者が多いIPTV運営機関となった。独自開発のIPTV、携帯電話テレビ(ワンセグ)、インターネットからなる「三屏融合」は、2010年中国(上海)万国博覧会(上海万博)の対外宣伝プロジェクトでの応用にも成功している。

 「人民網日本語版」2011年1月7日

日本人フルタイムスタッフ募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。