外資企業はおとなしく、自主ブランドのダメージ大
業界の分析によると、北京の自動車登録台数の規制によるダメージは、外資との合併によるブランドよりも自主ブランドのほうが大きいと言う。この規制は消費者の購入予算やグレードを引き上げたため、価格もグレードも低めの自主ブランドには非常に不利である。利益は少なく、販売量も伸びず、テナント料を支払うだけの売上もない。二級の代理店になると、状況はもっとひどいため、さっさと手を引いたほうが身のためである。自動車市場の状況がこのまま変わらなければ、今年の夏には、市場から消える自主ブランドの販売店は半分近くに及ぶだろうと予測されている。自主ブランドの販売店は最悪の状況も視野に入れている事が分かる。
外資との提携による自動車ブランドがこの政策によって、どれほどの打撃を受けたかはまだはっきりしていない。しかし、一部の企業は2011年の自動車市場の成長率を低く見積もっている。北京政府が実施している自動車登録台数の規制に対して、外資系自動車メーカーは、中国の自動車市場を良く見極め、成り行きに注目するだろう。これからの中国自動車市場に対する投資も、より慎重になるはずだ。もし、自動車市場の伸び率が下がり、販売量が減少すれば、外資系メーカーは中国への投資を全て、一から考え直すだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年1月11日