▽茅台酒は消費の歪みを反映
経済評論家の葉檀氏は、「茅台酒の価格がますます上昇することは、中国の消費経済の歪みと、ぜいたく品の供給が公務化する現象を反映している。茅台酒の価格がいくら上昇しても供給が需要に追いつかないのは、価格に鈍感な消費者層が茅台酒をステータスシンボルとして扱い、消費を超えた楽しみを得ているからだ」との見方を示す。
中国はぜいたく品の消費大国であり、ぜいたく品と一般消費材の市場価格は大きく違う。ステータスシンボルとみなされた消費材は、国内で必ず大流行する。葉檀氏は、「茅台酒であれ小熊猫タバコであれ、飲む人は買わず、買う人は飲まない。吸う人は買わず、買う人は吸わない。中国のハイエンド消費材は価格に鈍感な人々のステータスシンボルとなり、ぜいたく品とハイエンド資産というレッテルをつけられ、高く上っていくのだ」と述べる。
「人民網日本語版」2011年1月13日