2010年の中国GDP成長率は、10%増と予測されている。林教授によると、2010年の中国輸入成長率は、輸出成長率をはるかに上回り、バランスの取れた中国経済発展に有利に作用するという。しかし、輸出入が中国経済全体の65%を占めていることから、内需拡大を引き続き推進する必要がある。
見通しは2011年の中国経済の動向について、経済成長は2010年に比べやや落ち込むものの、引き続き力強い発展すう勢を維持し、経済成長率は8.7%と予想している。林教授は、インフレ圧力のもと、中国の貸付・貨幣政策が強化から中庸に向かうと指摘した。見通しは、中国政府が景気刺激策を徐々に縮小し、不動産市場をはじめとする過熱気味の業界に対する抑制措置を打ち出し、貨幣政策を緊縮することでインフレ圧力に対応するだろうと予測している。
「人民網日本語版」2011年1月14日