『中国証券報』
消息筋:2011年の新規貸付目標は前年比1割減
2010年の貸付額はまだ発表されていないが、消息筋が17日に明らかにしたところによると、中国人民銀行が各銀行に通知する2011年の新規貸付目標は前年比10%減となった。
多くの銀行の1月の新規貸付額は、監督管理機関が設定した「1月の新規貸付額は通年の貸付目標の12%以下」というレッドラインに迫っているため、今月の商業銀行の残りの貸付枠があとわずかとなっている。
尚福林主席:海外上場に関する規則を改正中
中国証券監督管理委員会(証監会)の尚福林主席は17日、2011年アジア金融フォーラムの席上で、証監会は香港が国際金融センターとしての地位を固め、向上させることを支援し、本土企業の香港での上場を引き続き支援することを表明した。証監会は、民間企業を含む中小企業の香港上場を便利にするため、海外上場に関する規則を改正中だという。そのほか、証監会は香港での人民元調達や本土の証券投資業務の試行を開始し、また、関連の規則の改正を通し、本土企業の香港での人民元建て債券の発行、香港上場会社の香港での人民元建て債券の発行を支援する方針。