2010年の中国オンラインゲーム市場は、年初に調整を受けながら、第3四半期(7-9月)には回復傾向を示し、通年の売上高は323億7千万元に達して、前年比26.3%増加した。これは第11次五カ年計画(2006-10年、十一五)がスタートした06年の65億元の5倍にあたる数字だ。
同総署の推計によると、オンラインゲーム産業の売り上げは毎年10%の増加ペースを保ち、第12次五カ年計画(2011-15年、十二五)末の15年に、中国オンラインゲーム市場の実質売上高が500億元の大台を超え、中国インターネット出版産業の発展を牽引することは確実だという。
ゲーム会社の北京完美時空網絡技術有限公司の池宇峰董事長(会長)兼最高経営責任者(CEO)によると、「メードインチャイナ」から「イノベーテッドインチャイナ」への転換が進み、中国製ゲームは今や製造と創造とが融合した新たな概念を形成しており、今後はテレビ・映画とゲームとの連動を通じて、中国文化を海外に広めるべきだという。同公司は昨年、海外で前年の2倍にあたる約1億ドルの売上を達成した。
「人民網日本語版」2011年1月20日