2月4日、万博の中国館で並んでいる参観者。 |
2011年の春節(旧正月)が2月3日だったことを受けて、今年2月の三大旅行市場(国内旅行、海外旅行、海外からの旅行)には強い追い風が吹いているという。「人民日報」海外版が伝えた。
▽盛り上がる国内旅行
北京市假日旅遊工作領導チームと北京市観光局が8日に発表した統計データによれば、旧暦卯年の春節連休期間に北京市を訪れた国内の観光客はのべ811万人で前年同期比6.1%増加し、観光収入は31億1千万元で同6.4%増加し、いずれも過去最高を更新した。
老舗外食産業の売上高も大幅に増加し、多くの老舗レストランでは連休の7日間を通して満席状態が続き、メインコックは大晦日にあたる2月2日から連休明けの9日まで息つく暇もなかったという。春節の廟会(縁日)も連日大にぎわいで、北京の代表的な縁日12カ所では来場者がのべ398万人に達し、売上高が4100万元を超えた。また農村部の民俗的な情緒を楽しむ旅行が、北京の春節観光の目玉となった。
国内旅行が盛り上がりをみせており、2010年中国(上海)万国博覧会(上海万博)の会場となった上海市がとりわけ人気を集めた。全国假日旅遊部際協調会議弁公室がまとめたデータによると、3日に上海世紀公園を訪れた観光客は前年同日比3317%、錦江楽園を訪れた観光客は同2800%、それぞれ増加したという。