▽海外からの旅行客も増加
大晦日の2日、一家団欒する天津市の董建民さんの家には、珍しいお客様がやってきた。ドイツ・フランクフルトからの観光客20人のグループで、董さんの家で餃子作りを体験し、おせち料理で年越しを祝った。グループ代表は「とてもおいしかった。でも餃子作りは思っていたより難しかった」と話す。
ある統計によると、春節連休期間に天津市から入国した海外の団体ツアーは100に迫り、過去最高を更新したという。
南方地域をみると、深セン市の深セン宝安国際空港には4日、日本の青森県からのチャーター便第一号が到着し、日本人観光客180人が深センを皮切りに中国の正月体験ツアーをスタートした。同便は今年深センに到着した初の海外からのチャーター便だ。旧正月の1日に当たる2月3日に、広州省の広之旅国際旅行社がベトナム、タイ、日本などからの団体ツアー約50団体を受け入れた。観光客数は1千人を超えた。
世界観光機関(UNWTO)が春節連休の始まる前日に発表したデータによると、中国はスペインに代わり、フランスと米国に次ぐ世界3位の観光国になった。上海万博が海外からの観光客数の記録を更新したことを背景として、国家観光局は2011年を「中華文化」をテーマとした観光年と位置づけ、海外からの観光客を引き続き誘致することを目指している。
「人民網日本語版」2011年2月9日