以上の課題は、王元鴻氏が23日に開かれた中国記者協会主催の「記者座談会」に参加した際に述べたものである。王元鴻氏によると、2011年は「十二五(第12次五カ年計画:2011-2015年)」始動の年であり、中国共産党成立90周年の年でもある。また、政府も任期満了に伴う改選の時期を迎えており、このような特殊な時期においては、地方政府による投資がやや過熱気味になる。「マクロコントロールを適切に行わなければ、地方政府の投資によるある程度の反動は避けられない。」王元鴻氏はこのように述べた。
王元鴻氏によると、中国国内外の経済学者の2011年中国の物価に対する見解は様々だという。王元鴻氏は、政府が今年新たに値上がりする要素の値上がり率を1.4%以内に抑制することができれば、中国のCPIは4%以内に収まる可能性が高いと分析した。
王元鴻氏は「全体的にみれば、今年の経済成長スピードはやや落ち、物価はやや上昇する。また、2010年に直面した多くの問題は改善されていくだろう。」と述べ、自身の2011年中国経済に対する予想を締めくくった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年2月24日