石油の購入毎日5000万ドル増
また、周大地氏によると、中東の政局が緊迫し、世界的に石油の価格が高騰している。中国の現時点での石油購入価格は、この前の価格調整前より5000~6000万ドル増加している。中国の石油輸入は、中東とアフリカが60%を占めている。去年の輸入量は前年同期比17.5%増の2億3900万トン、国外依存度は55%近くで、石油確保の安全性が危ぶまれている。
去年の石油の平均輸入額は1バレル61米ドル、1日に4億ドルを支払っていることになる。ここ最近、石油価格は上昇の一途をたどり、欧州の代表的な指標となるロンドン市場の北海ブレンド先物価格は1バレル113ドル以上にまで上がり、価格調整前の1バレル102ドルより10%近く上昇した。もし、世界の石油価格が10%上昇したら、今年の輸入価格は1日あたり5~6億米ドルとなり、毎日5000万ドルも多く支払うことになる。
今週木曜日、ニューヨーク市場の石油価格は1バレル100米ドルを超え、103ドル41米セント近くまで上がった。一方、ロンドン市場の北海ブレンド先物価格は一気に119ドル79米セントにまで上昇した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年2月28日