国家統計局は1日、過去5年間の中国経済に関する精確なデータと分析を発表した。それによると、国民経済は安定した比較的速い成長を遂げ、総合的な国力は大幅に高まったほか、この期間の経済総量はドイツ・日本を上回り、世界における順位も上昇した。「中国新聞網」が伝えた。
国家統計局は同日、「新たな発展、新たな飛躍、新たな一章」と題し、第11次五カ年計画(2006-2010、十一五)期における中国経済社会発展の成果を発表した。
経済の安定した比較的速い成長は誰もが認めるところだ。2006年から2010年の中国のGDP年平均成長率は11.2%だった。これは同期間の世界の年平均成長率を上回っただけでなく、第10次五カ年計画(2001-2005、十五)期の年平均成長率を1.4ポイント上回り、成長率は改革開放以来最高となった。
経済総量も絶えず拡大している。2010年、中国のGDPは39兆7983億元に達し、価格要素を差し引いた実質伸び率は2005年比69.9%増となった。年間平均レートで換算すると5兆8791億ドルに達し、日本を抜き、米国に次ぐ世界第二の経済体となった。