「Voice of America(VOA)」テレビ局の2月25日の報道によると、中国の政府系ファンドである中国主権財富基金(SWF)は海外への投資を支援し、日本の大手企業への投資は着実に拡大した。株式の保有総額を増やしていく一方で、投資側は決して正体を明かさない。中国の国外投資のやり方は明らかに変化しており、中国金融の国際的な影響力が大きくなっているという。
コメンテーターは「日本の金融市場の規模は中国にとって、極めて重要であり、中国の大規模な投資はそれほど驚くべきことではない。しかし、投資の手法からはやはり、中国の海外への投資のやり方が変化を見せていることがわかる」と述べた。
米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスネットサイトのアナリストである成旭氏は、「このような陰に隠れながらの裏口からの投資は、中国の国外投資の新たなスタイルかもしれない。表に出ずにひっそりと投資したいと考えているのだ。日本が当時、海外で大手を振って投資を行った時の失敗の二の舞を演じないためだろう」と指摘した。