(3)農民の収入増加
十二五期間に曲がり角を迎えるか
陳副代表によると、十二五期間に国は一層有力な措置を取る予定で、農民の収入の伸びは曲がり角を迎える可能性がある。都市と農村との格差拡大という局面が転換する見込みだという。
年初以来の日照り現象が食糧の安全な生産に影響するかどうかについて、陳副代表は「影響はあるかもしれないが、それほど大きくないだろう」と述べた。
陳副代表の説明によると、日照り現象が影響を与える食糧作物の割合は限定的で、とりわけ20数日に及ぶ日照り対策を経て、影響を受けていた8省の被影響面積は約2800万ムー(約186万ヘクタール)まで減少し、春節(旧正月、今年は2月3日)以降は被影響面積の75%が日照りの影響から脱した。陳副代表は「今後も引き続き日照り対策を強化し、多方面で努力すれば、影響を軽減し、ひいては消滅させることが可能だ」と述べた。
また陳副代表によると、年初以来の中国の食糧価格の前年比上昇幅は20%に及ばず、世界の上昇幅100%に比べれば5分の1であり、今後も基本的に安定を維持する見込みという。