全国人民代表大会の代表を務める同省台州市の陳鉄雄党委員会書記によると、経済の質の向上を目指せば、その代償として経済の規模を犠牲にしなければならなくなる。地方政府についていえば、「高度成長」を過度に追求することの弊害を認識しないわけではなく、経済発展方式の転換がもたらす全体的な利益によって、GDPの伸びのペースダウンが支払った代償をどのように補填するかが大事なのだという。
さまざまな情報から明らかなように、中国の各レベル政府はすでに生産に向けた投資を中心にするやり方から、社会に向けた投資を中心とするやり方への移行を決意している。こうした動きは100年に一度と言われる世界金融危機がもたらした教訓を踏まえての動きでもある。
全国政治協商会議の委員を務める国務院発展研究センター対外経済研究部の張小済部長は「市場の機能は優勝劣敗だ。政府は市場の機能不全により生じた不公平やアンバランスを補填するよう求めている」と話す。(編集KS)
「人民網日本語版」2011年3月8日