『上海証券報』
インフレの抑圧を第一に:温家宝
第11期人民代表大会第4回会議は14日午前、人民大会堂で記者会見を行った。温家宝総理は「地方政府は不動産価格をコントロールする政策と住宅価格の抑制目標を発表し、市場の需要の変化に合わせ、人民元の流動性を調整するべきだ。インフレ問題に対し、政府は今年、様々なプロジェクトでインフレの抑圧を第一に掲げている」と述べた。
また、温総理は「インフレを抑圧する自信がある。物価の高騰は油断できないが、3つの方面からインフレの調整を行なう。まずは生産の発展、特に農業を促進し、供給を保障する。第二に流通を強化する。劣勢にある農産物の流通に力を入れる。第三に経済と法を駆使して市場を整備する。これらの目標を徹底して達成していく」と述べている。
地震が日本の株市場に与えた影響を食い止められるか
月曜日からの金融市場を見ると、菅直人首相が「第二次世界大戦以来最大の危機」と称していた今回の地震の被害を、国外が甘く見ていたことは確かだ。しかし、業界関係者は「地震の影響による原子力発電所の放射性物質の漏洩がこれ以上深刻化しなければ、日本及び世界の金融市場が受ける打撃は一時的なものに止まり、市場経済はすぐにでも回復するだろう」と指摘した。