現在、同協会はヨーロッパ再生可能エネルギー協会の提案した2030年再生可能エネルギー目標(EUのエネルギー消費量の45%以上を再生可能エネルギーでまかない、総発電量の28.5%を風力発電が占めるというもの)を支持している。
欧州理事会のファン・ロンパウ議長は、ヨーロッパ風力エネルギー協会に送った書簡の中で、「2020年エネルギー政策が満期を迎えたあとに出現する問題を重視する必要がある。しかし、EU加盟国が現在制定した2020年国家計画によると、今後10年で、風力発電はEUの総発電量の14%を占める」と述べた。
このような動きをうけ、中国の風力発電企業もヨーロッパの恩恵を得ようと狙っている。東海証券のまとめた統計によると、現在、ヨーロッパの風力発電の設備容量のコストは1キロワットあたり約1350ユーロ、1ユーロ=8.8元で計算すると、国外の風力発電の設備容量のコストは1キロワット当たり約11800元になる。これに対し、現在、中国のコストは1キロワットあたり4000元であり、コスト面での優位性は中国の風力発電ユニットの輸出に有利となる。