放射能も有毒ガスも怖くない
ロボットに付属されたカメラは放射能に強く、強い放射能の下において5時間連続で使用しても壊れないようにできている。また、ロボット内部には小さな放射能検知器が設置されており、事故現場を1周するだけで、周囲の放射能汚染状況を検知することができるという。そして、放射能分布図の作製もできるため、放射能濃度の高い部分を即座に把握し、放射能発生地点や漏えい地点を割り出す手助けにもなる。
核兵器を発見した場合、ロボットはロボットアームで兵器を掴み、鉛製の箱に収納することができるという。また、原子力発電所で放射能漏れが発生した場合、ロボットは漏えい地点を即座に見つけ出し、状況を伝える役目をする。バルブが緩んでいるなどの状況に直面した場合は、そのバルブを閉めることも可能である。そのほか、毒ガス、液体漏れ、地震などの災害時においても、同じように救援の手助けができる。