第三回BRICS首脳会合が4月14日、海南省三亜市で開かれ、「BRICS銀行協力体制・金融協力に関する枠組み協定」が正式に締結された。中国国家開発銀行の陳元董事長は会合の後開かれた会見で、同協定はBRICS間の協力関係にとって重要な意味を持つと述べた。
陳元氏によると、中国国家開発銀行、ロシア開発・対外経済活動銀行、ブラジル開発銀行、インド貿易銀行、南アフリカ南部アフリカ開発銀行は協定に基づき、次の四点に関して協力を展開していくという。一、各国の自国通貨による決済・融資の規模を拡大し、5カ国間の貿易と投資を促進する。二、資源、ハイテク技術、二酸化炭素排出削減、環境保護など重要な分野における投融資協力を強化する。三、資本市場の協力を積極的に推進し、BRICS国内における各国企業による債券発行や上場に協力する。四、構成メンバー国の経済金融情勢および融資事業に関する情報の交換を強化する。
陳元氏によると、各メンバー国の交流や投融資分野における協力はここ数年、メンバー国の経済発展や経済協力の推進にポジティブな効果をもたらしているという。