▽通貨システム改革に注目
外界が強い関心を寄せる世界の通貨システム改革をめぐり、BRICS各国が通貨システム改革にどれくらいの力を入れるかという点については見方が分かれている。
一部のメディアによると、BRICSの首脳は14日にも米ドルではなく本国通貨によるメンバー国間の貸出や与信協力についての協力合意に共同で調印する見込みだという。国家開発銀行の陳元董事長も13日に公開の場で、BRICS中央銀行の協力メカニズムの枠組内で、本国通貨による決済や資金貸出業務を拡大する方法やルートのさらなる検討を進め、本国通貨による与信協力を展開し、より開放された、より効率的な金融サービスシステムを構築するよう呼びかけている。
だが別のメディアによると、インドは米ドルをますます「遠ざける」提案には与しないという。こうしたことを考慮すると、BRICSがどれくらいの力を入れ、どのような方向性で世界の通貨システム改革の問題を推進するのかという問題が、14日の会議後に発表される声明の最大の見所になるといえる。
「人民網日本語版」2011年4月14日