米国は世界一の経済大国の地位を失うのか?

米国は世界一の経済大国の地位を失うのか?。 米紙ウォールストリートジャーナル電子版は4月25日、「アメリカは本当に衰退しているか?」というタイトルの文章を掲載した。多くの米国学者や学術的権威が、海外メディアに対して、アメリカは衰退しており、すでに世界一ではなくなったと伝えることがある種の流行りとなっている…

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発信時間: 2011-04-28 09:45:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

軍事支出と人口統計

絶対的成長と相対的衰退を考える上で、ある種のデータが参考となる。

アメリカの軍事支出は大幅に増加した。2010年アメリカの軍事支出はアメリカを除く北大西洋条約機構(NATO)加盟国の総和の2倍以上となっている。2000年の時点では、わずか1.7倍だった。2010年、アメリカの軍事支出はロシアの17倍、中国の9倍となっ ている。2000年はそれぞれわずか6倍と7倍だった。

人口統計データを見ると、2000年のアメリカの人口は2億8200万人、世界人口の4.6%だった。2010年にはアメリカの人口は3億1000万人に増え、世界人口に占める割合も4.9%まで上昇した。2000年、アメリカの人口はEU15加盟国総人口の59%相当だったが、2010年には78%まで上昇した(EU15加盟国で計算)。2004年から2007年の間にEUに加盟した12カ国を含めた場合、この比率は62%となる。

2000年から2010年、アメリカの人口の伸び率は日本より10%、ロシアより13%高い。中国とインドの人口は多く(それぞれ13億人と12億人)、アメリカの人口の伸び率は中国の伸び率と比べると0.16%とわずかに高いが、インドと比べるとやや低い。

人口の絶対数よりも、労働力人口と非労働力人口の割合のほうが重要である。中国や大部分の先進国と比べると、アメリカの労働力人口の数は相対的に多い。

それでは、「アメリカは一体成長しているのか衰退しているのか」に関して、上述のデータは私たちに何を教えてくれるのだろうか?

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