中国の賃上げで世界的な低インフレ時代が終焉へ

中国の賃上げで世界的な低インフレ時代が終焉へ。

タグ: 中国賃上げ インフレ

発信時間: 2011-06-08 17:16:18 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

廉価な中国製品は以前、世界的なインフレを抑制し、2008年以前には高成長・低インフレという5年間の黄金時代を築いた。しかし現在、この黄金時代はすでに過ぎ去った。新京報が伝えた。

ニューヨーク・タイムズ紙がこのほど伝えたところによると、中国の労働力コストが上昇したことにより、在中国外資系貿易会社のプレッシャーは高まっており、現在は東南アジア諸国で安価な労働力を探し求めているという。中国製造業のコストは過去2年間で大幅に高まった。人件費をとってみても、人力資源・社会保障部のデータによると、最低賃金は昨年22.8%上昇し、今年第1四半期には20.6%上昇した。さらに今後数年間で引き続き上昇することが見込まれる。

ポールソン前米財務長官は今年4月のボアオ・アジア・フォーラムで、「米国の経常赤字は人民元の問題ではない。中国の輸出品は米国に多くのメリットをもたらし、米国消費者の選択肢を増やした。中国製品は価格が安いため、米国のインフレ抑制を手助けした」との見方を示した。

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