社会融資総量とは、一定期間内に実体経済が金融機関から借り入れた全ての資金の総額を指す。同指標は今年の通貨政策において、人民銀行のモニタリング指標、中間指標に採用された。
銀行の貸付を主とする間接融資はこれまで、中国の社会融資の中で主要な位置を占めてきた。しかし、経済の持続的な成長と経済構造のモデルチェンジに伴い、直接融資の規模と割合も徐々に増加しつつある。
中央銀行が発表した第1四半期のデータによると、人民元借款が社会融資に占める割合は53.5%に達したが、前年同期比で見ると4.1ポイント減となった。一方、銀行引受手形は18.2%、企業債券は10.9%、受託ローンは7.6%で、うち、企業債券と受託ローンは急成長しつつある。
「人民網日本語版」2011年6月7日