京滬高速鉄道は、時速350キロの基準で製造されたものであり、最高走行速度は380キロにも達している。ところが、公表された運行速度は300キロで、安全性への懸念からスピードダウンしたのではないかとさまざまな憶測が飛び交っている。鉄道部の胡亜東副部長は13日、「運行速度を300キロと決定した理由は、基準を満足しない、安全性に懸念があるものではない」と明らかにした。
なぜ速度350キロと250キロが不採用になったか?
胡副部長によると、京滬高速鉄道は2種類のスピードを混在させて走行し、速度にあわせたチケットを発売する。試算では電力消費、設備消耗、耐用年数が、時速350キロと250キロで走行すると、300キロと250キロで走行するより20%ダウンすることがわかったという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年6月14日