最近は、北京、上海、大連のあちこちで日本料理店が目につくようになり、口コミでは、この三大都市には十数万人の在留日本人がいるらしいが、これらお客さんのほかに、数万人はいると言われる中国人の日本語学習者、多数の日系企業従業員、日本観光ブームで日本へ行ったことのある人たち、さらには口コミで日本料理はダイエットによいといわれて日本料理に飛びついたヤングたち、とにかく日本料理はますますその存在感を増やしている。
しかし、中国人がこういうことを言うのは適切でないかもしれないが、ほとんどのお店の寿司米はどうも私が日本で食べたものに比べるとイマイチの感がある。コシヒカリ級、秋田小町級のお米はあまり見かけたことがない。もちろん、ラグジャリーなホテルの高級日本料理店ならあるが、これは日本よりはるかに割高だ。したがって、小林さんのご指導でコシヒカリ級、秋田小町級のものができ、しかも、日本の農政の網がかかっていないので、それほど高くない、とすれば中国の消費者も飛びつくに違いない。もちろん、コシヒカリ、秋田小町の商標は使ってはならない。これは知財権に触れるからだ。
黒竜江省の広大な稲作地帯で技術指導にあたっている小林さんに頑張って下さい、とエールを送りたい。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年6月16日