中国国家空域技術重点実験室の担当者は、航空管制システムに触れて、次のように語った。システムを確立するには国家体制、国家安全保障戦略、経済発展水準および軍事・民間航空の現状などの要素を総合的に考慮しなければならない。現在、世界各国とも「安全、効率、環境」と「軍事・民間航空の一体化した発展」という二大テーマをめぐり、国情に合致する航空管制システムづくりを模索している。
同担当者は、「中華人民共和国飛行基本規則」の規定に基づき、中国の現段階の航空管制システムの基本モデルでは、国家航空管制委員会の指導の下、空軍が全国の飛行管制を統一的に実施し、軍事・民間航空が各自の職務分担に従って、航空管制サービスを提供していると説明した。
また、空軍は民間航空の発展を大いに支援し、1990年代以降、93の空港で移転調整または軍民共用を行い、軍事・民間の統一した発展を促してきたと語った。
(新華網日本語=中国通信社)2011年6月25日