蘇寧電器は2009年に日本に進出。その年の6月24日、同社は1株12円でラオックスの6667万株の第三者割当増資を引き受け、持ち株比率27.36%でラオックスの筆頭株主になった。
その後数回の追加投資を経て、蘇寧はラオックスの支配株主になった。第三者割当増資の完了後、ラオックスの業績は蘇寧の連結財務諸表に組み込まれる。
海外買収と同時に、蘇寧は国内事業の拡張も加速させている。
同社は16日、第三者割当増資を行い、4億4700万株を割り当てる計画を発表。発行価格は12.30元、調達資金は55億元で、チェーン店や物流センターの建設、ITプラットフォームのグレードアップ、運転資金などに充てるという。同社の第三者割当増資は2004年の上場以降4回目となる。
蘇寧の10年発展計画によると、海外事業の拡張は4段階で行う。