2011年下半期の中国経済展望 中信証券

2011年下半期の中国経済展望 中信証券。 世界経済は緩やかに回復しつつあるが、その歩みは予測されていたよりも鈍い。一方で、中国経済がハードランディングすることはない。景気減速基調は第3四半期始めまで続き、同四半期中頃には安定的上昇に転換し、第2・3四半期で経済は底を打つ形になる。第3四半期GDPも前年比で8%、前期比で9.2%程度成長する見通し…

タグ: 中国経済

発信時間: 2011-07-04 10:46:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

また、技術推進型の経済成長が実現し始めている。

このタイプの経済成長は一部の業界で既に起こっており、例えば設備製造分野では、価格上昇が全体の価格水準の上昇に遠く及ばないが、生産量の増加や利益・投資の増加がみな産業平均水準を大きく上回り、明らかな技術推進の特徴が現れている。工業分野の利益の転換点は秋になり、通年の利益は23%の増加となるが、設備製造業の利益は同業界の平均を引き続き上回る水準になりそうだ。

緊縮政策の転換も見逃せない。

政策調整は第3四半期に行われることが予測されており、通貨緊縮策はこの時期にピークを迎え、以後介入の頻度は減ると思われる。下半期における預金準備率調整は2、3回にとどまるだろう。また中央銀行による金利引き上げも終息に近づき、7月初頭に25ポイント利上げした後ひとまず終了となる。人民元為替レートの変動幅が大きくなり、一年で5%上昇するだろう。さらには財政政策が積極的になり、分譲住宅の建設が急ピッチで進み、各種プロジェクトに対する批准も早められ、水利工事にも注力される。産業計画と産業政策が具体的に実行され、リサイクル業や省エネ・低炭素・環境保護関連産業が利益を受けることになる。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年7月4日

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